看護師1年目の転職で知っておきたいこと

現在、看護師になって6か月ですが、転職を考えています。転職はできるでしょうか?

はい、できます。
実際、多くの看護師が1年目で転職しています。
看護協会によれば、新人看護師の離職率は、1年未満で約10%、3年目までには約30%の看護師が辞めるそうです。
つまり、1年目で10人に1人、3年目で10人に3人が転職をしています。
一般的な職種と比べても、看護師の離職率は、かなり高いことになります。
しかも、これは「病院を辞めた」と報告をされた人だけのデータなので、報告されていないデータも数多くあり、
実際には、1年で2~3割ほどの看護師が転職すると言われています。
   
   

みなさんは、どんな理由で転職しているんでしょうか?

1年目の看護師の悩みは、さまざまです。

その一例として
・師長や先輩との人間関係がうまくいかない
・教育体制が悪く、スキルアップできない
・仕事を教えてもらえない
・残業が長すぎる
・理想とする看護ができない
などが主です。


けれど6か月で転職を考えるのは早すぎますか?

早すぎることはありません。
働きやすい環境になければ、やりがいある仕事にもなりませんし、キャリアアップ、スキルアップに繋がりません。
頑張って我慢して働き続けても、辞めるタイミングを失ってしまうと、辞めたいときに辞められない、
働きやすい環境でなければ、肉体的にも精神的にも時間の無駄となり、あとあと後悔することになりかねません。
「思い立ったが吉日」です。


経験不足ですが、転職先ってあるんでしょうか?

やはり、しっかりとスキルを身に付けた方が、転職先の選択肢も広がります。
だからといって1年~3年は頑張らないといけないとか、辛い時期を頑張って乗り越えるだけがすべてではないのです。
経験が浅く1年未満で辞めた場合でも、他の病院に移った際『第二新卒』となり、新人として研修を受けやすく、
比較的転職しやすい時期なんです。
経験が浅いと自信をなくさないで、経験浅くても看護師という仕事を続けたい意思や、新たな病院や施設での技術習得やスキルアップへの
意欲をアピールしましょう。


そもそも『第二新卒』って?

看護学校を卒業後、新卒で病院に就職し3年以内に辞めてしまった看護師のことを「第二新卒」と言います。
第二新卒の看護師は、一通りの経験を積んでいるため受け入れる病院や施設も、新卒看護師と同じように研修する必要がありません。
しかし、1年目、2年目で自信がない人でも、本人のレベルや希望者には、研修や教育を受けることができるので安心です。
逆に経験が浅いことから、新しい環境でのやり方を受け入れる柔軟性やモチベーションもあることが期待されているので、
採用する病院や施設にとって、第二新卒の採用には人気があります。


それでは、転職の時期は、いつ頃がいいのでしょうか?

早ければ早いほど、現状の辛さから解放されるのは言うまでもありません。
転職への準備は、慎重に行うことも大切ですが、勢いも大事ですよ。
先の質問でもあったように、看護師が1年未満で転職するのはそれほど珍しいことではありません。
心身ともに壊してまで今の病院で働き続けても、さらに悪化する一方で看護師として働き続けられなくなっては、一生懸命に頑張ってきたことが
無駄になってしまいます。
また、病院にとっても仕事が進まない看護師を雇っておくのも周りの看護師や患者さんへも影響しますし、ミスなどしてしまっては、
病院側の責任問題にもなりかねません。


でも・・・「退職したい」と、言い出しにくいのですが・・・

言い出しにくいものですよね。
でも、この第一歩を勇気を持って踏み出しましょう。
踏み出すためには、まず心の準備をしっかりとしておきましょう。
また、1年のうちに看護師の求人が多くなる時期があります。
チャンスを逃さないように、しっかりとした準備をして、新たな場所でやりがいある看護を目指しましょう。


いつどうやって上司に伝えたらいいですか?

まず話せるタイミングをつかむことです。
師長や看護部長の手が空いているタイミングを見計らって話を切り出し、直接対面で伝えることがベストです。
引き止められる可能性もありますが、その意思は変わらないことをしっかり伝えることです。
病院側としては、人手不足による他への影響、貴重な戦力を失うことになるなどを避けるため、退職の延期をお願いしてくることもあります。
なので、円満に退職するためには、ひと工夫も必要です。
   


円満に退職する? 誰でも円満に退職できないの?

最終的には、円満に退職という運びなっているようですが、時には円満に退職でないこともあります。
退職するということは、人が減る、つまり1人の仕事のしわ寄せができるいうことです。
誰に? 同僚、先輩、師長、そして患者さんです。
どんな影響??  仕事量増加は、もちろん休日取得や残業への影響があります。
また、退職を願い出る順番を間違えると、退職まで居ずらくなるなんてことも。
ですから、時にトラブルになることがあるのです。


では、慎重に進めなければいけないんですね。でもその求人をどうやって探したらいいんでしょう。

現在はインターネットやスマートフォンの普及により、もっとも身近で便利なツールとして一番多く利用されていますね。
また、従来通り求人広告や職業安定所の求人を利用する方法もあります。
しかし、情報は常に最新で、知りたい情報を即時に収集できなければいけません。
職業安定所などは、わざわざ足を運ぶ手間と順番を待つという時間が多くかかり、その割には情報の詳細や施設の様子を知るには
多くの時間と手間をかけなければいけない最大のデメリットがあります。
その点、インターネットで求人を探すという方法は、より手軽でリアルに最新の情報が探せること、自分の働きたい条件を絞り込みできるという
のが最大の魅力です。
しかし、ここにも注意しなければいけないことがあるんです。
   
   

どんなことに注意して、どう探したらいいですか?

インターネットを利用する場合に注意しなければいけないことは、情報の信憑性があること。
また、サクラやなりすましによる情報や、むやみに個人情報を公開することも危険です。
ですから、看護師求人サイトに登録し、コンサルタントやアドバイザーなどに相談し、転職先の様子、労働条件などを確認する方法が
最も最適といえます。
転職コンサルタント、転職アドバイザーとの信頼も深まれば、非公開の求人を教えてもらえたり、転職先の給料、休日など
直接聞きにくい情報なども、あなたに代わって調査してくれちゃう、嬉しい特典もあるかもしれませんね。

看護師5年目の転職

私は、看護学校付属の病院へ就職し5年目です。現在 新人看護師の教育係をしています。
そろそろ将来のためにも貯蓄、結婚なども考えつつ、違う病院での看護に興味がわいてきました。

5年目の転職って、どうなんでしょうか?

 看護師5年ともなれば、日常の看護業務はもちろん、新人看護師の育成業務や委員会活動など自信持って仕事ができます。
 看護時代の仲間それぞれが違う病院での活躍ぶりを比較したり、同じ職場で活躍する先輩の仕事ぶりに憧れ、新しい看護に挑戦したいと刺激され、転職するといった
 ケースもあるようです。
 また私生活においても、余裕ができたり、女性にとっては結婚適齢期を迎えることもあり、結婚や出産・育児など、将来を視野にいれて仕事を考える人が増えます。
 転職のタイミングとしては、よい時期と考えてよいでしょう。
 人材確保に困っている病院側としては、5年以上の看護師は貴重な人材であり、多くの病院で期待されています。


私のように看護師5年目で退職する人は、どんな理由なんでしょうか?

 看護師5年目ともなると、豊富な経験や知識、スキルともに即戦力として活躍でき、人によってはリーダー経験やプリセプター経験もしています。
 また現場だけでなく、そういった指導力や管理職として責任ある仕事ができるため、さらに自身の仕事に意欲的になったり、向上心が湧いてきます。
 
  ①スキルアップ
  ②給与や待遇での不満
  ③プライベートの充実

 などがあげられます。



スキルアップでの転職に、おすすめなことなどありますか?

 
 そうですね、5年のキャリアがあると「認定看護師」や「専門看護師」を目指すこともできるようになります。
 近年、テレビでも認定看護師を取り上げたドラマも放送され、注目を浴びるようになりました。
 注目される背景としては、専門分野で看護師としての働きぶりや実績が評価されていることや、認定看護師、専門看護師になると
 さまざまなメリットがあります。


給与面や待遇面を改善するための転職に気をつけることは、なんですか?

 5年目の看護師は、病院が喜んで採用してくれるともいわれていますが、その言葉に頼りすぎての転職は失敗する恐れがあります。
 自身の目的に合った看護のできる転職先を見つけることが必要です。
 給与アップや病院の待遇などを知るには、転職アドバイザーなどのサポートがある転職サイトなどがおすすめです。
 専任のスタッフが自身の悩みや希望条件に沿った転職のお手伝いをしてくれます。


プライベートを充実させたいという理由での転職も、大丈夫でしょうか?

 大丈夫です。
 若いうちにしかできないことや、独身生活でしか経験できないこともあります。
 女性であれば、結婚、出産・育児という将来もやってきます。
 待遇面が改善されれば、給与アップ、休日や有休が取れるようになれば、旅行や友達との時間など、貴重な時間を確保することができます。
 また気持ちにも余裕ができると、結婚など自身の将来に向けての計画も立てやすくなります。


将来的には、結婚して出産・育児という生活を考えつつ、看護の仕事は続けていきたいのですが、大丈夫なんでしょうか?

 
 もちろんです。
 生活環境が一転する上で、勤務条件や職場の配置転換などが必要になってきますが、看護の仕事を続けることはできます。
 結婚すると、どんな問題があるのか、あげてみましょう。

    ・夜勤や残業ができるか、できないか
    ・パートナーとの休日や生活時間のずれ
    ・家事分担
    ・育児分担

 などがあげられます。
 ですから、結婚後 仕事と家庭にどんな影響があるのかを、結婚相手とよく話し合いをしておくとよいでしょう。
 また、同じ職場で働く同僚や先輩、上司に迷惑をかけないように相談や経験などを聞いておきましょう。



先ほどの「認定看護師」や「専門看護師」になると、どんなメリットがあるんでしょうか?

 認定看護師や専門看護師になるまでの教育機関では、病院以外の仲間とは別に、同じ分野を目指す看護仲間が増えます。
 認定看護師、専門看護師になってからは、専門分野における知識や技術が身についているため、自分の部署以外でも活躍でき、昇進、給料アップに繋がります。
 また、夜勤が減ったり、免除になることもあります。


将来、結婚して出産・育児という環境になった場合は、どうなりますか?

 結婚や出産を機に退職をする看護師は多くいます。
 しかし、そのような理由で退職するのは、もったいないものです。
 出産までの休業期間についてや、育児休暇を経て職場復帰するまでの制度もありますので、自身の体の調子や育児をしながら仕事を続けることもできます。
 そんな将来の予定も視野に入れて、転職先の病院の方針・制度、職場の対応などしっかり確認をしておきましょう。

↑ PAGE TOP